目次
アメリカ駐在して1年
アメリカ(ミシガン州)に単身で駐在して1年弱が経ちました。
私は彼を日本において一人でアメリカ生活を送っていますが、そんな私のアメリカ駐在 楽しいこと、辛いこと ベスト3を書いていきます。
同じような境遇の方の参考になると幸いです。
楽しいこと
まずは楽しいことからあげていきます。
楽しいこと1. 仕事が面白い!
まずあげる楽しいことが仕事かよ~と思われたかもしれません。。。
でもぶっちゃけ、海外で仕事がしてみたくて一人アメリカへ来る決断をした私としては、楽しいこととしてまず一番に仕事が浮かびました。
(仕事以外が寂しいだけかも?なんて疑問はここでは考えないことにします)
日本にいた時は上司の指示に従って動くだけの歯車感が否めませんでしたが、駐在員は社外の方とのやり取りを一人で行ったり、自分の本社への報告次第で本社の動き方が変わったりと、仕事の裁量が非常に大きく、それだけストレスもありますがやりがいも桁違いで、仕事が面白いと感じています。正直これを一度経験して日本に戻るとつまらなく感じると思います。
また、私の会社の場合はアメリ拠点と日本拠点で別会社となっており、当然福利厚生や社内の雰囲気も異なり、アメリカの会社の方が格段に休日をとりやすかったり、自分の仕事が好きになれるような様々な制度が会社として用意してありました。私はアメリカ駐在以降、より自分の会社を好きになり仕事もより楽しめるようになったと思います。
楽しいこと2. 新鮮!
日本で28年も暮らし、社会人7年目で仕事にも慣れてきて、かつコロナで引きこもり癖がついていた私は、正直日本での毎日の生活に飽き飽きしていました。
そんな私もアメリカに来て半年くらいは、近所のスーパーへ行くだけでも新しい発見の連続で、「今週はこの野菜・果物・お菓子を試そう!」と毎回違うものに挑戦するのを楽しみにしていました。
また季節を通してハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、イースターなどイベントも多く、ご近所さんや通りかかる近所の家の飾りつけやスーパーで売られている飾りを見るだけでも、初めての年はわくわくすることが多かったです。
生活が落ち着いてきたら現地の美容院、歯医者などにも行きましたが、初めてはいつもドキドキで、行く前には美容院、歯医者で使える英語を調べるので、その度に使える英語も少しずつ増えていきました。
そんな頑張った自分が誇らしく、一つ何かに挑戦するだけで充実した気持ちになりました。これらはきっと、ずっと日本にいては感じられなかったことだと思います。
楽しいこと3. いろんな人と知り合える!
日本にいてはなかなか知り合えなかった人に会えるのも楽しかったことの一つでした。
さすが移民の国アメリカ、ESL(英語が第二言語の人の為の英語教室)では南米・中東・ウクライナ・ドイツなど様々な国から来たクラスメイトと知り合えたり、そこで仲良くなったメキシコ人にパーティーに呼んでもらったり、ガレッジセールで出会ったアメリカ在住30年の日本人と知り合いアメリカと日本の違いを教えてもらったり、ブラジルから赴任して働いているご近所さんと仲良くなってディナーをしたりと、日本の決まったコミュニティで生活していてはなかなか出会えないような異なるバックグランドの人達と簡単に出会え、交流できたことは自分の世界を広げる貴重な経験でした。
辛いこと
辛いこと1. 日本にいる恋人・家族・友達になかなか会えない
何より辛いことは、日本にいる恋人・家族・友達になかなか会えないことでした。
特に私の場合は日本に彼氏を残してきていたので、言うまでもなく、これは何よりも辛く我慢の日々を送っています。
また、祖父母や実家の愛犬は結構な歳で、できることなら年に何度も会いたいところですが、一時帰国できるのは良くて年に1回… 祖母は孫が異国の地へ行くのがとても心配だったようで、最後に会った時は涙を流しながらお見送りをしてくれて、その時のことを思い出しては会いたい気持ちが募りました。
さらに新しい土地で最初はなかなか友達もできず、毎週末予定は空っぽ。
一方で、アメリカ人やメキシコ人、周りの駐在員家族など、アメリカで出会った人たちはいつも家族単位・夫婦単位で行動しており、メキシコ人友達と遊ぶ時も常に相手は夫婦セットで参加するので、それらと比べて孤独を感じることが本当に多かったです。仕事が忙しい時はまだ気がまぎれるのですが、暇でそのことを考える時間があると、涙を流す夜もたくさんありました。
辛いこと2.言語の壁
そこまでネガティブに捉えてはいませんが、やっぱり言語(英語)の苦労を避けては通れませんでした。
アメリカ人は知らない人でもフレンドリーに話しかけてくれる人が多いので、その明るさに救われることは多いですが、英語に強い苦手意識がある人にとっては話しかけられるのがそもそもストレスに感じる人もいると思います。そこまで苦手意識のない私でも、赴任当初、レストランで何度もテーブルにウェイトレスが来て話しかけてくるのは何を答えたらよいのか分からずストレスを感じました。
仕事相手も全く電話に応答してくれなかったり、スマホにかかってくるセールスですら私が英語が苦手と分かるとすぐに電話を切る人が99%で、未だに傷ついてしまいます。
英語が流暢に話せれば、ここでこんな冗談を言って同僚・友達を笑わせられたり、こんな簡単な仕事、日本語なら難なくできるのに…と、自分が何もできない人間になったようで悔しく思うことも多々ありました。
仕事でもプライベートでも、言語で苦労することは多いです。
ただ一方で、成長を感じて喜びも感じられる部分でもあり、必要なストレスだとも思っています。
辛いこと3.落ち着かない生活、小さな我慢の積み重ね
これは日本でも転勤族の人たちは同じ想いをされているかもしれません。
所詮期間限定の駐在員の身として、生活のうるおいに必要な家具や道具など、欲しいと思った物があっても
「どうせもうすぐ帰国するのに、今購入したら引っ越し代が上がるだけ…」
と我慢したり、私の場合は犬と暮らしたいとずっと思っていますが、
駐在前は「もうすぐ日本を離れるからダメ」
駐在中は「一時帰国などしづらくなるし犬を飛行機に乗せて帰るのは大変だからダメ」
と、本当はやりたいことを少しずつ我慢しており、日々の暮らしの場が仮の住まいという感覚が消えず、どこか落ち着かない気持ちでいます。
また、駐在が無ければ結婚して新婚生活を送りたいところでしたが、ここも我慢しており、理想の生活に落ち着ける日はまだ遠そうです。
これは自分の選択した道なので仕方ないとは思っています。
おわりに
以上が私のアメリカ駐在 楽しいこと、辛いこと ベスト3でした。
楽しいことはもっと享受して、辛いことは乗り越えて、学びの多い駐在生活にしていきたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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