【独身・単身】アメリカ駐在は正直寂しい ~アラサー女性駐在員の話~

Hello, Chickadeeです!

アメリカ駐在中の29歳アラサー女性です。

駐在を反対された彼氏とは駐在中に入籍をして、絶賛遠距離別居婚・単身赴任中です!

駐在開始前から、「独身・単身で海外駐在って寂しそう…」と予想はしていましたが、

実際に経験してみると、案の定、 

寂しい・・・  

っていつも思っている気がします。

ではアメリカ駐在だとどんな時に・どうして寂しさを感じるのか、書いていきます。

目次

寂しさを感じる時、理由

欧米人は夫婦・家族ぐるみで遊ぶことが多い

駐在先で友達ができてくると、ホームパーティーによく呼ばれるようになります。

(あ、かっこよく書いたけど、単に私が住んでいる所は遊ぶ場所が少ないので家で集まるだけです)

私が主に遊ぶのはメキシコ人、日本人、ブラジル人、たまーにアメリカ人ですが、

欧米の文化はパートナー文化と呼ばれ、アメリカ人もメキシコ人も、遊ぶとなると、いつも夫婦・家族ぐるみが基本です。

会社のアメリカ人同僚(60代)も、少し仲良くなると、彼女も含めて一緒にご飯食べに行こうと誘ってくれたりもしました。

ホームパーティーは独身・単身で参加してももちろん全然問題ないのですが、なんだろう、家族・夫婦で参加している皆の中に混ざると、ちょっぴり寂しいなって気持ちを常に感じている気がします。

そうはいっても、友達の旦那さんも皆いい人なので夫婦・家族含めて友達になり、今ではそれが楽しい!と思うようにもなりました。

ただ、ちょっとメンタル弱めの時なんかは、私の彼氏・旦那もここにいたらいいのにな… なんて思ってしまいます。

(そして駐在中って仕事のストレスも多く、このメンタル弱めの時がわりと多いのがまた問題なんですが… ここでは割愛)

日本人駐在員は家族で帯同している人が圧倒的に多い

日本にいた時、誰かと遊ぶとなると、いわゆる”女子会”など、同性同士で集まることが多かったです。

駐在中に知り合う日本人は基本的に駐在員とその家族が多いですが、その大半が旦那さんの仕事で家族も帯同してきているパターンが多いです。

私は仕事があるのでどうしても平日は時間がなく、日本人女友達と遊ぶとしても土日が多いですが、土日は皆旦那さんも休み。

またよく聞く話として、一緒に海外生活を乗り越えたり、家族仲の良いアメリカ人に影響されたりすることで、アメリカ駐在した家族は仲良くなる(?)ことも多いとか。

そんなわけで、日本人友達と土日に遊ぶとなっても、家族含めて皆で遊ぶことが多いです。

上記欧米人友達との場合と同じですが、こうも毎週毎週夫婦・家族たちの中に一人で参加していると、ふと、集団の中の一人の自分に気付いてしまい寂しいなって思う瞬間がどうしても多くなってしまいます。

アメリカは一人で遊べる場所が少ない?

日本は出かけられる場所が本当に多いなってアメリカで1年過ごして実感しています。

日本だと、街を歩けば一人で過ごしている人を半数以上見かけるイメージで、おひとり様でも入りやすいレストラン(一蘭ラーメン、すき家…)や遊び場(カラオケ、ショッピングモール)も多く、基本単位が一人という感じがします。(特に都会になるほど)

私の住むミシガン州は必要な店は一通り揃っており、アメリカの中ではそんなに田舎というわけではないと思うのですが、日本と比べるとお店は少なく、さらに、夫婦・家族など誰かと時間を過ごす場所としてお店を使っている人が多いように感じます。周りを見渡せば誰かと歩いている人ばかり。自意識過剰かもしれませんが、独り身はなんだか肩身が狭いのです…

お店が少ない分、自然が豊かで野外の遊び(カヌー、トレッキング等)が盛んなのですが、安全面を考えると、一人で遊ぶのはハードルが高い…

最近知ったのですが、日本ではカッコイイなどと言われることもあるかもしれない”一人旅”、海外では、むしろ”安全に配慮できていない”と捉えられることもあるようです。

私もNew orleansに1人で行ったって言ったら何で安全の為に誰かと一緒に行かないんだって同僚にもはや怒られたなぁ。日本人間では一人旅すごいねとか言われることもあるけど、ここではそういう感覚じゃないんだと薄々感じ始めてた。好きで1人なわけじゃないけど。

https://x.com/22michi18/status/1710823744665473375?s=20

またどこへ行くにも車を何十分も運転する必要があり、道中の喋り相手が欲しいな…なんて思ったり。

そんなわけで、日本以上にアメリカは一人で出かけるハードルが高いと感じてしまいます。

人間は一人で幸せを感じられるのか?

駐在開始して最初の2,3ヶ月は新鮮でワクワクしていたり、偶々繁忙期かつ仕事に慣れるのに必死で幸いネガティブな感情をあまり感じませんでしたが、仕事が一段落した3ヶ月が過ぎた頃、毎週末予定が無く人生で経験したことの無いレベルで孤独なことに気が付きました。

一度気になってしまうと孤独感は増すばかり。

それに、せっかくアメリカにいるので行ってみたいイベントや遊び場はあるのに、一人では行く気が起きないんです。

  • 下手な英語で話しかけて怪訝な顔をされるのが怖い…
  • 家族や恋人たちを見るのが辛い…         (遠距離が辛くなり少し捻くれていたかも)
  • 家が一番落ち着く…               (アメリカの家は広くて素敵だったので余計に)
  • 仕事が終わっていないのに遊ぶ気になれない    (仕事が多くスッキリと週末を迎えられることなんてほとんどなかったです)

なんて思って、益々引きこもるばかりでした。

そんな時、友達のSNSプロフェールに書いてあった名言が目に留まります。

Happiness is only real when shared.

Christopher McCandless

直訳すると、”幸せは共有された時のみ本物になる” でしょうか…

調べてみると、この言葉を残したChristopher McCandlessさんは実在したアメリカ人で、彼は現代社会から離れる決断をして貯金を全て慈善団体に寄付し、一人孤独にアラスカの大地をキャンピングカーで旅しました。そして4ヶ月後に彼の遺体が車の中で発見されることになるのですが、彼が残した日記帳にこの言葉が記されていました。彼の生涯は『Into the wild』という映画にもなっています。

私の現状も正にコレでした。どんなに新しくワクワクするはずの経験をしても、そしてそれを電話で遠距離の彼氏に話すことはできても、この想いを本当の意味で共有することはできませんでした。それがどんなに虚しく寂しいか。

そんなわけで毎晩夜になると涙が出る日々が続き、3ヶ月目~1年辺りは時々ちょっぴり鬱っぽくなっていたかもしれません。その期間はちょうど冬でもあり、ミシガンの冬は長く暗く寒くて暇で、駐在員の奥さんでも鬱になる人が多いとか。

私の場合幸いだったのは、駐在前からこうなることが予想でき、覚悟ができていたことです。

駐在生活に過度に期待せず、キラキラ生活ではなく孤独な日々になることを承知の上で来たことで、このような状況にも冷静に向き合うことができました。

また、この状況を自覚してからは現地の友達を作る努力をしました。

運の良いことに、ESL教室でフレンドリーで明るく日本文化にも興味のあるメキシコ人友達と知り合い、その子をきっかけに多くの優しいメキシコ人や日本人たちとも知り合うことができました。

その後の私の駐在生活はこのグループとの集まりに大いに救われることになるのです。

涙がでる程笑うことなんて、一人の時にはまずないです。

やっぱり、人との関わりで人間は幸せになれるのだなぁと、この孤独な期間に益々思う日々でした。(あくまで個人の感想です)

おわりに

孤独なアラサー女性駐在員の話を最後まで読んでいただきありがとうございました。

これから孤独と戦おうとしている人、現在進行形で孤独と戦っている人がいましたら、どうか私のことを仲間だと思って、一人じゃないと思ってもらえると嬉しいです。

何事も犠牲がつきものですが、一緒に頑張っていきましょう!

もし本当に辛いなら。

放っておくと悪化するよ。専門家に頼るのもオススメ!

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今、辛いあなたへ。私のおすすめのストレス解消法です。

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