海外駐在・単身赴任に疲れたあなた - 逃げたっていい。

Hello, Chickadeeです!

私は新卒7年目の28歳からアメリカ駐在員となり、現在は駐在2年目です。

当時彼氏に反対されながら独身・単身で駐在開始し、結局1年後にその彼と入籍しましたが、別居婚でその後も単身赴任を続けています。

駐在2年目に入った入籍後、仕事のストレスが大きく、更に単身赴任の孤独が積み重なり、少し鬱気味になった過去があります。

今日は同じような想いをしている世界のどこかの海外駐在員・単身赴任者の皆さんに、

ほんっとうに辛いなら、逃げたっていいんだよ。

と、伝えたいです。

目次

海外駐在・単身赴任のストレス

私が感じているストレスは、主に4つです。

孤独感

一番は、孤独です。

日本でも遠距離恋愛をしていたので、彼氏・旦那と離れて暮らすことには慣れていたはずですが、この記事でも紹介したように、日本国内での遠距離恋愛と国際遠距離恋愛・別居婚はまた違う孤独感があります。

すぐ会える距離に親や旧友はいませんし、家に帰ってもいつも一人で、気軽に飲みに行ける友達もいません。(私の場合職場は他に日本人はおらず、アメリカ人も年が離れた同僚数人のみで、皆親切ですが友達という感じではありません)

週末も基本は一人です。

昔は一人旅も好きでしたが、歳を追うごとに、一人で楽しむことに限界を感じるようになってきました。

そんな時、SNSで、周りの駐在家族が夫婦や子供とお出かけ・旅行に行った投稿写真なんかを見ると、孤独感は増すものです。

言語の壁

アメリカは公用語が英語なので全く分からない言語よりはまだ恵まれているのかもしれませんが、それでも、アメリカ人の話すスピードは速く未だに知らない話題になると全然ついていけませんし、レストランや行政手続き、電話等で英語が通じず怪訝な顔をされたり、電話は切られることがほとんどです。

でも気にしてもいられず、「恥かいてなんぼだ!」の精神でチャレンジして嫌なことがあっても気にしないふりをしていますが、知らず知らずのうちにストレスがたまっており、ふとした瞬間に「もう嫌だな…」なんて弱気になる日もあるの繰り返しです。

駐在員の仕事

駐在員の仕事は、まず、とにかく”量”が多いです。

駐在員の人数は多くないので、一人でカバーしなければならない範囲が広く、おまけに出張者対応や営業への対応等、雑務も増えがちです。

この記事でも紹介したように日本で仕事するよりも給料を多くもらっているので、やらないといけないのかなぁ、なんて義務感を感じながら、プライベートを度外視することもよくあります。

仕事が上手くいっていればまだいいのですが、上手くいっていない時なんて、日本からチクチク言われ、一人孤独に落ち込む日々でもう最悪です。

食べ物

駐在先の国・都市によっても差があると思いますが、場所によっては日本食が手に入りづらい場所もあります。手に入ってもかなり高いです。

食べなれた日本食が恋しくなることはしょっちゅうで、これが手に入りにくいとストレスは大きいです。

私は駐在開始して最初の半年は試しに”ザ・日本食”を絶って生活してみましたが、半年後、なんてことないただの冷凍うどんとめんつゆを食べて、あまりの美味しさに感動しました。

今ではしょちゅう日本食を食べています。そして、食べることが毎日一番の楽しみです。

鬱になる前に、逃げよう

駐在2年目に入った頃、仕事が上手くいかず手につかず、孤独も相まって、毎日ものすごく落ち込んで、遊ぶ気にもなれず、寝る前も朝起きてからも涙が出るような日々がありました。

毎日「もう帰国したい…」という考えが頭から離れず、この時、「今の自分ヤバイかも…」と感じました。

その時通常業務に加えて社内昇級試験も受けていて、これがほんっとうにストレスで、3,4ヶ月はもがきましたが、結局、この一番のストレス源から逃げることにしました

上司に昇級試験を受けるのをやめると告げた時は自分が情けなかったですし、別の人に伝えた時には「へー」と冷たいメールをもらい、この会社で自分の居場所がなくなるのではないかと感じました。

その後もすぐには気力が戻らず、2,3ヶ月くらい経った頃ようやく元の精神状態に戻り、あの頃の自分はやっぱりおかしかったな…と今振り返っても思います。

コイツは弱いと上司に思われているんじゃないかと、今でも落ち込むことがありますが、ふとTwitterで見た投稿に救われました。

これだけは覚えておいてほしいんだけど、鬱になる前の「ちょっとヤバイかも…」の段階でちゃんと休めば重症化しないですぐ回復する。しかし、我慢し続けて鬱になってから休むと一生完治はせず鬱とともに生きることになる。

https://x.com/pocomi_chi/status/1714383279548240012?s=20

もし逃げていなかったら、きっと取り返しのつかないことになっていたなと

今は、情けなさに悔やむだけで済んでまだ良かったんだって、自分に言い聞かせています。

逃げ癖がつくのでは?とか思われるかもしれませんが、私が思うに、「目標の為にストレスを感じながら邁進すること」と、「鬱になるような状況」っていうのは全然別物だと思います

それが自分の人生にとって為になる辛さなのか、このタイミングで必要なのか、普段から自分の人生の生き方を見つめておいて、自分軸で判断してみてください。

別の可能性を見てみよう

逃げてはダメだって考えにとらわれてがんじがらめの方。例えば今の仕事から逃げたい方は、試しに、転職サイトにでも登録してみてください。

そこには他の人生の可能性が広がっており、もしそこに希望を見いだせたら、一歩踏み出す勇気が湧くと思います。

まずはただ転職エージェントさんと面談してみるだけでもいいかもしれません。

私の場合は手違いで転職エージェントと面談しました。これまで私は任期3年間の間に仕事を辞めるという考えは全くありませんでしたが、面談後、「辞めるという選択肢もあるのか、何だかそんな人生もワクワクするなぁ」なんて考えに変わっていました。

今のところは任期3年を全うするつもりで頑張っていますが、心の健康は保っていきたいです。

おわりに

海外駐在ってキラキラした華やかなイメージがあるかもしれませんが、現実はハードワークと言葉で恥をかく日々です。

単身赴任は、想像通り、孤独でつまらない、寂しい日々です。

世界のどこかに、同じように頑張っている海外駐在員、単身赴任者の皆さんもいるんだろうなと想像しながら、私も今日も一日がんばります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次