Hello, Chickadeeです!
しばらく投稿をさぼっていましたが、無事ミシガンで生き延びています!
実は私、ずっと気持ちが落ち込む日々が続いていました。
好きだった旅行も心から楽しめず、仕事や孤独によるストレスもあり、一時期は鬱状態だったのだろうと自覚していた時もありました。
そんな最悪の状況は自力で脱出しましたが、常に心が不調で、仕事のパフォーマンスも落ちているのを感じ、一度専門家に頼ってみようと、年明けからカウンセリングを受け始めました。
今日は、私が抱えていた「心の不調」と、「カウンセリングの勧め」について話していきます。
数年続いた心の不調、そして”鬱” になる
遡れば、心の不調は駐在前の、コロナ渦から始まっていました。
コロナが始まった頃、私は日本で一人暮らしをしていました。仕事は完全リモートワークで、朝礼以外は一人黙々と作業。外との繋がりは遠距離中の旦那(当時は彼氏)との電話くらいで、孤独な日々が2年くらい続きました。コロナ渦、世間的にも鬱状態になった人が多かったようですが、まさに私もその一人でした。
アメリカへ赴任した時も、強く希望していた駐在が叶ったのに、ワクワクしませんでした。
それも鬱状態の症状の一つだったのか、単にコロナ後価値観ややりたいことが変わった故なのか分かりません。心が躍る程の喜びは感じられないけど、淡い喜びは感じながら淡々と仕事をこなし、日本でのコロナ渦以上の孤独を感じながらアメリカでの生活をスタートさせました。
寂しさの原因はこのブログにも書いています。
そんな孤独な日々が続き、仕事が上手くいった時は比較的良い気持ちでいられました。
一時帰国して入籍した直後の駐在2年目にさしかかった頃、突然メンタルがおかしくなりました。
一時帰国が楽しすぎたとか、一時帰国が長すぎたせいで仕事のキャッチアップが大変すぎたとか、理由としてあげられそうなこともありましたが、どうもしっくりきません。
実際の感覚としては、脳が変わってしまったような、そんな感覚でした。自分がアメリカにいることが実感できず、現実が受け入れられない。日本に帰りたい。その考えで頭が支配されたようでした。
そんな中でおそらく駐在中一番重要なプロジェクトが進み、自身の昇級試験もスタートし、仕事もストレスMAX。
そして、鬱になりました。(注意:病院で診断しておらず、自分の勝手な判断です)
なんたって、毎晩、朝も仕事中も涙が止まらず、トイレに籠ることが多々ありました。
遊びもしたくない、人にも会いたくない。家に籠っていたい。何も楽しくない。
こうして、
”鬱” からの自力脱出
自分が鬱状態と自覚し始めた時も、どうしたらいいのか分かりませんでした。
プライベートが辛いことは他人に迷惑をかけないのでまだいいと思えたのですが、明らかに仕事にも支障が出始めていたことは対処しなければまずいと思いました。
2、3ヶ月はもがいたのですが、自己嫌悪にもなり、精神状態は悪くなる一方。鬱になり始めて3ヶ月目の頃がピークで、その時にもう諦めるしかないと観念しました。
その結果決めたことは、
- 最低限やらなければならない業務だけを残す
- +αでできたらいいことは、今は諦める
そうして、まずは昇級試験を棄権しました。
そして通常業務の中でも最低限のことだけをやり、業務改善活動などの+α部分を諦めました。
そう決めてから涙が止まらない現象は止んだのですが、それでもずっと憂鬱な気持ちは晴れず、心のエネルギーを数値化したとして仮に鬱状態が-100だったとしたら、-50~0を行ったり来たりするけどプラスにはならない。そんな感じが数ヶ月続きました。
カウンセリングを受けてみた
一度は棄権した昇級試験に次の年再チャレンジしたいと考えた場合、我が社の昇級試験は半年以上に及び、通常元気な状態で受けても精神的に削られていくので、心のエネルギーはせめてプラス50くらいはないと乗り越えられないと思いました。
でもこれ以上は自力で解決策を見つけれらそうになかったので、まずは専門家に頼ろうと、カウンセリングをしてくれる方を探しました。
結果、私にとってはそれが正解でした。
カウンセリングを受け始めてから、治療しようという気持ちに切り替わり、カウンセラーの方のアドバイスを行動や考え方に取り入れ、ここ数年で久しぶりに心のエネルギーがプラス側に振れたと感じる瞬間が少しずつ増えてきました。
この記事を書いているのはカウンセリングを受け始めて4ヶ月が経った頃ですが、最近の心のエネルギーは-30~+10あたりを行ったり来たりしているようなイメージです。パッと見そんなに良くないように思われるかもしれませんが、-100~-50を行ったり来たりしていた頃を思うと、相当の改善なのです。
もっと元気になりたい!
さて、春になり、昇級試験再チャレンジが始まろうとしている中で、カウンセリングを受けたものの心のエネルギー+50に到達できそうにないので、果たしてどうしようかと考えた時、カウンセリングに追加で外部サポートを入れるしないと思いました。
そんな時にふと思い出したのが、「コーチング」というものです。
X(旧Twitter)で以前、転職活動のためにコーチングを利用したという人の投稿を読みました。その方は、コーチングを利用して自身が本当は何をやりたかったのか見つめなおし、転職の方向性を考え直したと言っていました。
コーチング技術
コーチングでは「答えを与える」のではなく「答えを創り出す」サポートを行います。 この考え方は「答えはその人の中にある」というコーチングの原則に基づいています。
コーチングでは「答え」について、「外から与えられた答えは情報」として、「自分の内にある答えを納得感」として位置付けており、 後者の自分の納得感を重視しています。
コーチングでは両者が結び付くことで「その人自身の答え」になると考えるとともに「答えを創り出す」ための基本としています。しかし、「答えを創り出す」コミュニケーションは、従来のコミュニケーションとは真逆と言えます。
JCF 日本コーチ連盟 https://www.coachfederation.jp/ca/coaching/
そのため、コーチが知識や経験、相性や属性などにも囚われないことで、相手が本来持っている力や可能性を最大限に発揮しやすくなるサポートの仕方として研究開発された「コミュニケーション技術」がコーチングです。
私の場合は、半年以上に及ぶ昇級試験へのモチベーション維持やペースメーカーをしてくれるコーチを探しました。
そしてつい先週、良いコーチの方を見つけ、体験セッションを終えたところです。
これから何回か受けてみて、また体験結果を記事にしたいと思います。
おわり
海外駐在は、駐在者本人もそのご家族も、孤独でストレスを抱える方が多く、鬱になってしまう人は多いと聞きます。
駐在開始前は、こんなこともやり遂げたい!と目標がたくさんあったかもしれませんが、できなかった時の負担はリスクになるので、「鬱にならずに目の前のことをこなせたら十分!」そんなマインドでいる方がいいかもしれません。
目の前のことがこなせたら、自然と次の目標が出てきますので、一歩ずつで大丈夫です。
世界のどこかで孤高奮闘しているどなたかの心の支えに少しでもなれれば幸いです。
一緒に耐え抜きましょう!
私も初心(楽しいこと)を思い出して、駐在最後の1年、悔いのないように過ごしていきたいなと思います。
でも、人間引き際も肝心です! ダメだと思ったら、時には諦められることも大事だと思います。