Hello, Chickadeeです!
最近会社の同期の女性から、「アメリカ駐在を打診されたんだけど、実際どう?」って連絡がきました。
それについて思うことがあったので書いていこうと思います。
私と同期のプロフィール
私と同期の出逢いは入社式。
彼女を一目見た時から、
「この人は優秀で人格者に違いない、かっこいい…!同期で出世するなら彼女だ!」
と、野性の勘で一瞬で好きになり、実際彼女は新入生代表挨拶にも選ばれており、大学時代の功績も素晴らしい人でした。
そんな彼女が配属された部署に偶然私は研修で長い期間派遣され、人格者の彼女は私とも仲良くしてくれて、運よく彼女とはかなり交流がありました。
彼女は院卒で私は大卒なので、年齢は2つ上。
この時は私29歳、彼女は31歳だっただろうと思います。
彼女は最近結婚し、憧れのマイカーも購入したとSNSで知っていました。(これがまたかっこいいオープンカー)
突然のアメリカ駐在の打診
そんな彼女が所属する部署は私が所属する部署とは違い、誰もが海外駐在できるわけではなく、選ばれし1%以下の人だけに声がかかります。
その部署から海外駐在する人は、各国マーケットの最先端に触れることができ、会社への影響はもちろん、駐在員自身が成長すること間違いないので、将来を期待されている優秀な彼女に声がかかるのは驚くことではなかったです。
そして冒頭の「アメリカ駐在を打診されたんだけど、実際どう?」という問い。
私はね、彼女と一緒に働きたかった!それができたらどんなに良いだろうって思った。
でもね、大事な同期だからこそ、本音を伝えたよ。
アメリカ駐在を打診されたんだけど、実際どう?
私の本音の話。
- 私は駐在したくてしたくて仕方なかった人だから参考になるか分からないけど…
- 仕事面では間違いなく来て良かった、素晴らしい経験ができている!
- でも、プライベートを犠牲にしている感じはある。
- 駐在員の家族は働くのが禁止。家族の理解が無いとできない。
- 正直、一人は孤独。
- もし年齢的に出産計画と悩んでいるなら、今の私なら、駐在しながら無理やり生む!!!
最後のは理解を得られにくいだろうけど、こんなことを伝えました。
これが「駐在を選んだ女」のリアルです。
家族を選んだ女
結局、同期は駐在を断りました。
行きたいけど、やっぱり子供のこともあるし、新婚で家族も大事、しかも検討する時間が週末しかもらえなくて決めきれなかったとのこと。
そりゃそうなるよ…。
後から噂で、彼女が一番に打診を受け、彼女が断った後他の人にも声がかかったけど二番目の人も家族都合で断り、三番目に声がかかった人が行くことになったとか。
おわりに (駐在を選んだ女 の独り言)
共働きや女性も仕事で活躍することが当たり前になってきた今の時代、家族のキャリアにも影響する話を数日で決めなきゃいけないとか、帯同家族は仕事禁止(ビザはOKなのに会社ルール)、でも手当はいまいち…とか、なんだか今の世の中が見えてないなぁとも思いつつ、まだまだこれが実情です。
私の場合は、2年以上前から打診され、その間に私も彼氏も覚悟を決めることができました。
私の場合この覚悟というのは、例え駐在がキラキラしてない、辛く孤独な日々だったとしても、絶対に自分の為にやり遂げる!そういう覚悟でした。
その覚悟がしっかりできていたおかげで、今、駐在中の仕事や孤独な日々は実際辛いですが、挫けそうな気配はまだありません。
女が駐在を選ぶ、即ちキャリアを選ぶということは、必ずしもキャリア or 家族(結婚)の二択ではなく、両立可能なものだと思います。ただその両立には、家族のサポートはもちろん必須で、その家族のサポートを得られるためには、会社も考えなければならないことがあると思います。
一昔前とは働き方が変わってきて、家族の在り方も変わりつつある今、各企業が生き残る為にも、社員の働き方についても時代に適応して変わらなければいけないと思います。
私は駐在中に入籍しましたが、男ばかりの会社で、皆基本的に結婚して家族を連れて来る人ばかりです。
だから「女性駐在員でしかも駐在中に結婚?!」なんてことは珍事例で、周りを驚かせました。
ちなみに、社内に他にも女性駐在員はいますが、この記事で紹介したように、女性駐在員とその家族のライフスタイルは皆それぞれです。
私の駐在中の入籍含めいろんな事例が増えることで、周りの理解や会社の制度も進み、少しでも今後の女性駐在員たちが働きやすくなるといいなと思っています。
このブログが少しでもどなたかの参考になったなら嬉しいです。